低価格・シンプルな使いやすさを実現!うるるが電話自動応答新サービス「fondesk IVR」を提供開始
労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、複数のSaaSを展開する株式会社うるるは、同社が展開する電話代行サービス「fondesk(フォンデスク)」の新サービス「fondesk IVR」を、2024年12月10日より提供開始。
これに伴い、都内で報道関係者向けの新サービスローンチ・事業戦略発表会を開催した。
電話代行サービス・fondeskから新たに「fondesk IVR」ローンチ
うるるが提供している「fondesk」は、オフィスの代表電話にオペレーターが対応し、電話内容をメールやチャットで知らせてくれる電話代行サービス。
シンプルさと手頃な価格が特長となっており、ITや士業などの中小企業を中心に現在5,000社以上に利用されており、導入企業数は国内No.1を誇っている。
今回うるるは、新たに「fondesk IVR」の提供を開始した。
都内で開催された新サービスの発表会に登壇した、うるる fondesk事業部 事業部長の上口徹也氏は、
「直近では、ご利用者様からの様々なご要望を頂く機会が増えてきました。fondeskというサービスはサービス開始以来、“シンプルで分かりやすいサービス”を目指してきました。その分、土日対応や深夜対応だったり、質問対応・電話転送などは個別の対応となっていました。」
と説明。
一般的な企業の代表電話への活用などには満足してもらえているものの、土日でも店舗を開いている飲食・美容などの業態では痒いところに手が届かないことも多かったそうだ。
昨今では生成AIを搭載した電話対応システムも普及してきており、fondeskから乗り換える顧客も出ていたとのこと。
そこでうるるは、fondeskから新たに「自動音声応答(IVR:Interactive Voice Response)」に特化し、安く使いやすいシンプルな自動電話応答サービス「fondesk IVR」を開発したと語った。
続いて登壇した同社 fondesk事業部 プロダクト開発課 課長の国本保廣氏からは、fondesk IVRの製品機能などを紹介。
「弊社がこれまで提供していたfondeskは、オペレーターによる有人代行サービスでしたが、fondesk IVRはお客様の設定したシナリオに沿って機械が対応する無人の電話応答サービスになります。」
と説明した。
fondeskのシンプルさや低価格といった特徴をそのままにしながらも、自動音声応答に特化したことでコストを月額の料金を抑えており、煩雑な手続き・設定をしなくとも感覚的に利用準備ができるそうだ。
実際に利用するデモを見せてもらったが、シナリオ作成は文章を入れるか、自身の声を録音することで簡単に設定可能。録音は直接でも、録音(編集)したMP3ファイルをアップロードする形式にも対応している。
現在68言語に対応して応答してくれるだけでなく、自動応答サービスでよくある「番号で分岐した応答を行ってくれる」設定も簡単にできる。設定した後は、そのまま画面上でテストなども行うことが可能。
また、応対した電話内容はメールやLINEだけでなく、SlackやChatWorkなどで転送することができる。
料金は月々2,980円と非常にリーズナブルで、オプションなどもなく全ての機能がこの価格で利用可能だ。
※転送通話や録音などの従量料金は別途発生
これまで電話応答サービスをコストの兼ね合いで利用していなかった、個人事業主や中小企業にも手が出しやすい価格となっている。
この月額料金は自動応答先としてレンタルする「電話番号」の発行までは発生しないため、上述したシナリオを試しに組んでみたりテストを行うだけならば無料でテスト通話などを行うことが可能。
そしてより嬉しいポイントが、PCだけでなくスマートフォンからもfondesk IVRの登録やシナリオ設定などが行える点だ。
出先で急遽追加したい、設定を変更したいという場合や、パソコンを持ち歩いていない時でもすぐに対応が可能となるのは嬉しいポイント。
セキュリティや正確な応対を行うことを重視したため、本サービスには生成AIを搭載していない点も魅力の1つと言えるだろう。
「課題が全て解決しました!」
発表会後半ではfondesk IVRのβ版を試験導入した、株式会社Riiorbitの関授海代表が登壇した。
関氏は都内でアイラッシュサロン「CUPIDO Eyelash Design」の運営などを行い、自身も施術を行っており、日々の業務の中で電話応対に大きな課題を感じていたと話した。
「電話応対と私たちのサロンが、実は相性がもの凄く悪かったんです。私のサロンではネット・LINE予約などに対応してはいるのですが、どうしても施術メニューや細かいところを聞きたいと電話でご連絡頂くお客様は多く、こちらとしてもしっかり説明してご来店してほしいという気持ちもありました。しかし、お客様への施術中に電話がきてしまうと、電話に出るために施術を一度止めて出なければいけないんです。」
と課題を語った関氏。
実際に施術中に電話応対するために、10分程度は施術中の客を待たせてしまう。さらに「誰が電話に出るのか」「私が出なきゃいけないのか?」という従業員同士の葛藤から集中力も低下。1ミリ単位の背術のため、集中力が切れてしまうと仕上がりに大きな影響が出てしまう。
さらに客を待たせている間で、施術の仕上がりにも大きな差が出てしまうと話した。
電話に出なければ予約を取り逃がしてしまう可能性が高いものの、電話を取る直前で切れてしまったり、電話に出たら営業だったりと「電話応対にストレスが溜まる日々が続いていた」と語った関氏だったが、
「fondesk IVRを使ってから、これらの問題が全て解決しました!もの凄く力強いパートナーを手に入れた感じです!」
と、fondesk IVRで課題が全て解消されたことを非常に嬉しそうに語っていた。
その後はうるるのパートナー企業である株式会社kubellより、取締役 兼 上級執行役員 COOの福田升二氏が登壇。
「実は電話代行サービスは片手落ちだった部分があります。サービス業の皆さんは特に、週末・深夜対応であったりとか、この辺りの細かいニーズに正直応えられていなかった部分があったので、自信を持って提供できるタイミングが来たかなというところが、我々としても嬉しいですね。」
とfondesk IVRへ期待を寄せた。
2026年3月までに1000 IDの獲得を目指すと説明した「fondesk IVR」は、2024年12月10日からスタート。
電話の自動応答サービスが高くて煩雑だったため利用していなかった方も、一度試してみてはいかがだろうか。
「fondesk IVR」サービスサイト:https://ivr.fondesk.jp/