「ai& × GENSHI AI」日本国内のセキュアな医療AIの社会実装推進に向けパートナーシップを締結
垂直統合型のグローバルAIテクノロジー企業である株式会社エーアイ・アンドは、医療AI領域で事業を展開する株式会社GENSHI AIと、日本国内の医療機関向けにセキュアな大規模言語モデル(LLM)基盤の構築を目指したパートナーシップを締結した。
ai&とGENSHI AIがパートナーシップを締結
ai&は「フルスタックを所有し最適化する者が勝つ」というシンプルな信念のもとに設立されたグローバルAIテクノロジー企業。
次世代データセンターインフラ、ヘテロジニアスコンピュート、フロンティアモデルサービスを単一の最適化されたプラットフォームに統合することで、単一レイヤーのプロバイダーでは実現できないパフォーマンス、経済性、データ主権を企業と開発者に提供している。
一方GENSHI AIは「医者を助けるAI、医療を変えるAI」をミッションに掲げる医療AIスタートアップだ。
医師免許を保有するエンジニアを中心に、大学病院との緊密な連携のもと、臨床研究AIエージェント、退院サマリーの自動作成、電子カルテへのAI統合など、現場起点の医療AIソリューションを開発。
閉域環境で稼働し、日本の「3省2ガイドライン」に完全準拠したセキュアな医療AIの実装力を強みに、臨床現場で本当に使えるAIの社会実装を推進している。
医療分野におけるLLMの活用は、電子カルテの要約から臨床研究支援に至るまで、急速に広がりつつある一方で、日本では個人情報保護法や「3省2ガイドライン」をはじめとする厳格な規制により、機微性の高い医療データを海外クラウド基盤で取り扱うことが難しく、これがAI導入における大きな障壁となっているのが現状だ。
この課題に応えるためには、セキュアな国内インフラと、臨床現場に即した実装力の双方が不可欠。
GENSHI AIは、大学病院との連携のもと、臨床研究AIエージェントや電子カルテ統合型ソリューションをはじめとする医療AIの開発に取り組んできた実績を有しており、同社の知見とai&が国内で展開するセキュアなAI推論ソリューションを組み合わせることで、臨床現場で実際に使えるセキュアかつスケーラブルな医療AIの提供を可能にする。
主な取り組みと今後の展望
本パートナーシップによって、両社はオンプレミス、閉域網、ハイブリッドといった複数の展開形態に対応することで、医療機関の要件に応じたセキュアな医療AIソリューションの提供を目指す。
●日本国内におけるセキュアなLLMの展開:
データの国内保持とモデルの運用を実現するai&の国内推論プラットフォームの上で、GENSHI AIの「MedLocal」を含むLLMの動作検証を行います。
●臨床ワークフロー向けAIアプリケーション:
臨床研究を支援するAIエージェントや電子カルテ統合ソリューションを開発し、ai&のクラウドで運用します。
●ソブリンな医療AIインフラ:
機微性の高い医療データを国内で保管・処理するインフラを構築し、日本の各種ガイドラインに準拠した上で、医療機関が安心して導入できる形を整備します。
PoC(概念実証)を経て、両社は2026年度中の本格展開を目指すほか、今後は複数の医療機関へのパイロット展開、研究支援や文書作成業務など医療AIのユースケース拡充、さらに医療SaaS事業者との連携を通じた、より幅広い医療機関への展開を予定。
【両社代表コメント】
・株式会社エーアイ・アンド Co-Founder & CEO デビット・ベネット氏
「医療AIを前進させるためには、臨床現場に根ざしたアプリケーションと、情報機微を担保するセキュアなインフラの双方が欠かせません。GENSHI AIとのパートナーシップを通じて、信頼性が高く、ソブリンな日本国内の環境において、先進的なAIの活用を実現してまいります。」
・株式会社GENSHI AI 代表取締役 長嶋大地氏
「当社は、実際の臨床現場で医師を支援するAIの開発に注力しています。本パートナーシップにより、当社の医療領域における専門性とai&の推論を掛け合わせ、これまでの取り組みを大きくスケールさせるとともに、セキュアかつ実用的なAIソリューションの展開を加速してまいります。」
ai&:www.aiand.com
GENSHI AI:https://genshi.ai/