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AIを活用した技術伝承・知識共有プラットフォーム提供の「LIGHTz」第三者割当増資による資金調達を実施

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企業や自社のサービス・事業をより発展させていくための1つの手法が資金調達だ。

AIを活用した技術伝承、知識共有プラットフォームを提供する株式会社LIGHTzは、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング、その他事業会社を引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施した。

 

株式会社LIGHTzが新規投資家から資金調達を実施

 

LIGHTzとは

LIGHTzは2016年10月、日本の先端知が集結する学究都市つくばに「人と社会に良質の”気づき”を提供し世の中の豊かな成長に貢献していく」という理念のもと設立。

社名のLIGHTzは、明るい未来を優しく照らす光=灯(ともしび)を表している。

LIGHTzは、AI技術を活用して熟練技術者の思考を可視化する「ブレインモデル」テクノロジーや、それを技術伝承に応用した「汎知化」ソリューションといった独自技術を活用し、多くのものづくり企業を支援。

これまで実施してきた技術伝承・AIソフトウェア開発・DXコンサルティングの事業に加え、本年4月には売上の向上・人材の確保・技術力の底上げなど、製造業の経営課題に直接アプローチできる「ものづくりコネクト」を発表。

さらに、現在は3D形状抽出×ナレッジ連携により、フロントローディングを強力に支援する「blooplinter(ブループリンター)」の開発にも力を注力している。

 

資金調達の背景

AIがビジネスやものづくりを支援し、クルマが空を飛ぶ未来が目前に迫る一方で、気候変動や国際紛争といった解決の糸口の見えない世界規模の問題も多く存在している。

さらに日本では少子高齢化、都市部への一極集中による労働力不足という問題を多くの企業が抱えているのが現状だ。

LIGHTzの活動の根底には「地域創生」という想いがあると説明。

近年、DX・AI化等のデジタル技術が進んだとはいえ、製造業においては最終的に人の存在が肝要であり、作業工程の大部分は多くの人々の手により成り立っている。

しかし近年、製造業が抱える課題には人手不足や技術継承といった人材に関連するものが多く見られている。

このような状況の中、地域における製造業の現状はとても厳しいものとなっているとし、これらの課題や現状を打開するためにLIGHTzはコア技術である「ブレインモデル」テクノロジーと「汎知化」ソリューションを活用し、地域毎に収益を生み出す産業を支援、地域に根付いた人材が活躍出来る場を作り上げていくことで、各地域の「個性・魅力」をより強いものにしていきたいと考えていると語っている。

今回の資金調達により、LIGHTzはコア技術である「ブレインモデル」テクノロジーの高度化をはじめ、自社ソリューションの機能や特性を拡張し、顧客ニーズに適応した製品やサービスを提供出来るようユーザビリティの向上を図っていくと説明。

また、市場認知度のアップや販売促進などマーケティング面を強化することで、新たな顧客層にリーチして支援範囲の拡大に繋げていきたいと考えているそうだ。

今後も、個々の企業が持つものづくりのナレッジをデジタル化し、データ活用による新時代のものづくりスタイルを確立することを最終目的に、事業拡大を念頭に置いた積極的な投資や専門人材の確保に注力していくと話した。

株式会社LIGHTz 代表取締役社長を務める乙部信吾氏は、

「出資に応じていただいた事業会社様を含め、高い期待をいただいた中、より高みを目指す体制が構築できましたこと、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。」

とコメントした。

 

より事業の幅を広げるべく行われる資金調達。LIGHTzは今回の第三者割当増資をきっかけに、技術伝承の分野でのAI活用をはじめ、ナレッジデータプラットフォームの創出に取り組んでいくと説明している。

LIGHTzのサービスに興味がある方は、一度HPを確認してみてはいかがだろうか。

株式会社LIGHTz:https://lightz-inc.com/