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デジタルリハビリツール「デジリハ」福岡県で初の高齢者施設へ導入

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株式会社デジリハは、同社が開発するデジタルリハビリツール「デジリハ」が、住宅型有料老人ホーム「ケアホーム門司」へ初めて高齢者施設へ導入したことを発表した。

 

「デジリハ」初めて高齢者施設へ導入

デジリハは「障害に左右されない未来を実装する」をミッションに、誰もが体系的かつ根拠に基づいたリハビリを高頻度で続けられる環境づくりを行うスタートアップ。

デジタルアートを用いたアプリケーションにより、障害児や高齢者と関わる人々の可能性を最大化する「リハビリDX」ツールを展開。

2021年よりサービスの提供を開始し、2025年9月時点で全国約230ヶ所の放課後等デイサービス、児童発達支援、特別支援学校、医療機関などへ導入。

また、利用データを蓄積・分析することで、リハビリの効果検証や評価につなげるシステム開発も進め、誰もがどこでも、何度でもリハビリを続けることができる社会の実現を目指している。

高齢化が進む中、介護施設においても「楽しくからだを動かし、交流を促すレクリエーションツール」へのニーズが高まっている現代。

この度デジリハは、福岡県北九州市の住宅型有料老人ホーム「ケアホーム門司」に導入を行った。

今回はプロジェクターとセンサーを組み合わせたインタラクティブなリハビリツールを導入。

利用者が投影画面に触れると、画面上の映像が反応するため、自然に運動機会を生み出す仕組みだ。

また、利用者同士や職員との会話のきっかけにもつながる点が評価され、今回の導入に至ったと説明した。

 

「デジリハ」導入後の反応

「ケアホーム門司」では、食堂の一角にHOKUYOセンサーとプロジェクターを設置。

普段は食事や談話に利用されている空間が、デジリハを起動することで一瞬にして「ゲーム感覚で体を動かせるレクリエーション空間」へと変わる。

入居者らは、映像に映るクジラをタッチしたり、画面の動きに合わせて自然と手足を動かしながら笑顔で交流。

「普段はあまり積極的に体を動かさない方が、楽しみながら笑顔で取り組んでくれていた。」
「映像を見ながら自然と会話が広がり、利用者同士で交流が生まれていた。」

という感想も職員から寄せられており、運動だけでなくコミュニケーションを促す場としても機能することで、デジリハは日々のレクリエーションに新たな価値を加えている。

今回の導入を皮切りに、デジリハは「介護の新しい未来を共創する」取り組みとして「北九州超スマートコンソーシアム」への参画も決定。

今後は高齢者施設への導入支援を本格的に進め、シニア世代にも「楽しく、自然にからだを動かす体験」を提供していくとしている。

デジリハ:https://www.digireha.com