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アートコレクティブ・チームラボと高砂熱学工業が異色のタッグ!アート作品や省エネ化をサポート

空調設備の設計や施工を行ってきた高砂熱学工業株式会社とアートコレクティブ・チームラボが、パートナーシップを締結。

京都の常設ミュージアム・チームラボ バイオヴォルテックスにて記者説明会が開催され、パートナーシップの内容や今後の展望について発表を行った。

 

空調・環境制御のプロとアートコレクティブがタッグ

高砂熱学工業株式会社は1923年に創業し、建物や施設における空調設備の設計・施工を手掛けてきた企業だ。

対してチームラボは、2001年から活動しているアートコレクティブで、常設ミュージアムのほか、各地でアート展示を実施している。

そんな両者が、今回「環境クリエイターパートナー」を締結。

内容は、高砂熱学工業の空調・環境制御技術を用いて作品のサポートを行うこと、アートミュージアムにおけるサーバールームの空調最適化や提案、省エネルギーの実現といったことが盛り込まれた。

記者説明会が行われた常設ミュージアム・チームラボ バイオヴォルテックスには、その第1弾となるアート作品『変容する連続体』が展示されている。

同作品は、高砂熱学工業が長年培ってきた空気調和の技術が活かされたものとなっており、室内にある銀色の玉が、風によってさまざまな動きや変化を見せていくというもの。

チームラボではこれまでも環境制御技術を用いた展示がいくつか存在するが、同作品ではより緻密な技術が応用されている。

小島和人代表取締役社長は、

「私たちはあくまでサポート。具体的な内容に言及するのは、ここではちょっと避けさせていただいて。この後に見ていただくのが1番わかると思います。」

とコメント。

そしてチームラボの猪子寿之代表は、

「特異な環境が、エネルギーの秩序を上げていくんですね。だから空気や熱の流れなどで、エネルギーの秩序を上げて存在を作っていきます。(高砂熱学工業は)普段、エネルギー効率を上げるために施設や建物全体の気流のシミュレーションなどを行っているので、その専門的なノウハウを作品に対して使わせていただきました。」

と補足した。

 

アート作品✕空調・環境制御の技術

同社では美術館やホールなど、施設の空調設備に携わったことはあっても、アート作品に携わるのは初の取り組みとなる。

小島社長は、

「こんなにワクワクするチャレンジはありません。ただし、大事なのは私たちのコアな技術がどう使えるかわかっていないこと。もっとコミュニケーションを取って、さらなる私たちの技術向上にも繋がるのではないかと思います。」

と熱弁した。

さらに、今後も各地にあるアートミュージアムでも同社がサポートを行う可能性を示唆。

猪子代表は、

「パートナーとしてサポートしていっていただいて、より感動的なものを作っていけたらいいなと思っております。」

と話した。

また会見では、高砂熱学工業とチームラボが手を組むに至った経緯も説明。

小島社長が、2024年にオープンした東京の麻布台ヒルズの常設ミュージアム『ボーダレス』を体験した際、はじめて猪子代表とコンタクトを取ったという。

「空気や熱の流れがエネルギーの秩序を上げていくのですが、それは圧倒的に専門的な領域です。そのあたりを小島社長に話したところ、専門的なアドバイスをたくさんいただきました。そこから高度な専門的シミュレーションや設計について、アドバイスをいただくようになりました。」

と猪子代表。

さらに『ボーダレス』で感銘を受けたという小島社長は、「私たちの技術でお手伝いができないか、といったことが始まりです。」と語っていた。

 

アート作品への協力に留まらず、省エネも狙う

また会見では、猪子代表が世界的な電力不足を懸念する場面も。

猪子代表は、

「日本だけでなく、世界では今後電力が不足するであろうことが予想できます。機材、とりわけAIを搭載したものは相当な電力を消費するので、今後はより電力不足、そしてコストも上昇していくのでは。」

とコメント。

今回のパートナーシップには、チームラボの省エネルギー化も含まれている。それを受け、

「アート作品には大変感動しましたが、やはり非常に電力を使うもの。そこに関しては私たちの得意分野なので、もっとローエネルギーにできればと考えています。」

と小島社長。

さらに、

「もちろんアートが最優先で。私たちは今まで建物の省エネは手掛けてきましたが、アートの分野は私たちが今までやったことがないこと。非常にチャレンジングなことだと思っています。」

と意気込んだ。

対する猪子代表も、

「環境クリエイターである高砂熱学工業株式会社さまに、環境に関する高度で専門的な技術支援と協賛をしていただくことにより、より大きな発展をしていけると思っております。」

と今後の展開に意欲的な様子を見せた。