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東通グループが新たな事業展開を発表!大阪・福岡エリアへの進出や「TOKYO DIAMOND TOUR」に協賛

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東通グループは、2025年より始動したプロジェクト「不動産をもっと自由に大作戦」をスローガンに掲げ、従来の不動産に対する固定観念を打ち破るような不動産の新しい使い方や概念を提案。

また、新たな事業展開を行うことに伴い、都内でプレスカンファレンスを開催した。

 

東通グループの新たな事業展開「大阪・福岡への進出」

東通グループが掲げる「不動産をもっと自由に大作戦」は、“動かないイメージ”がある不動産をダイナミックに動かしていこうという想いが込められている。

2030年度での運用資産規模3,000億円の達成に向け、アナログな点が散見される不動産業界に変革をもたらすべく、様々な取り組みを行っていくプロジェクトだ。

都内で行われたプレスカンファレンスには、東通グループ 共同代表の桜木翔氏が登壇。

「今回、東京のシンボルとして、また東京から発信するという意味で、東京タワーが実施するプレミアム展望ツアーとコラボすることになりました。」

と説明。

1日70人限定の高付加価値プレミアムツアーで、2024年の10月から始動した「TOKYO DIAMOND TOUR」へ協賛した理由には、時代に左右されない素晴らしい建築技術やデザイン、そして絶えず進化する姿勢が、東通グループ・東京タワー双方の理念と通ずるところから協賛を決定したと、その理由も明かした。

「東京という街、そして不動産の未来を、より明るく希望に満ちたものにしていきたいという、揺るぎない想いを形にしたいと考えております。」

と語り、今回の協賛を記念して東京タワーを東通カラーに1日限りライトアップすることも説明。ただのライトアップではなく、『不動産をもっと自由に大作戦』における非常に重要なプロジェクトであり、東京という街の輝きをさらに増すために、挑戦を続けていくと意気込みを語った。

続けて東通グループ 執行役員 桜井吉男氏が登壇し、同社の「不動産をもっと自由に大作戦」における、新たな事業展開を紹介。

「今回、東通グループは首都圏外のエリアへ進出します。長年の拠点である東京から、日本を代表するもう一つの大都市圏である関西エリアで、不動産再生事業である『TRUST VALUE』を初展開します。大阪は商業、文化、ビジネスと融合する活気のある街であり、再開発やインフラ整備が進むことで、今後さらなる成長が期待されています。また、地元企業や投資家の動きも非常に活発で、不動産マーケットとしても大きなポテンシャルを持つエリア。私たちは東京で培ってきた豊富な実績とノウハウを、大阪という新しい舞台でも活かしてまいります。」

と説明した。

TRUST VALUEシリーズは、老朽化した建物の付加価値を創出するバリューアップにより、建物のポテンシャルを最大限に引き出し、効果的に収益性を向上させ、安定的な収益および魅力のある物件に生まれ変わらせるという、東通グループの主幹事業の一つ。

築年数40年の建物を東通グループがリノベーションした「TRUST VALUE 本町」では、現代のニーズに応じた価値を再び創出し、再び高収益を実現する不動産へ生まれ変わらせ、本事業で街全体に活気を生み出していきたいと展望を語った。

本物件5階にはセットアップオフィスを設け、人が自然に集まり、会話やアイデアが生まれるような温かみのある空間を目指したほか、同物件3階には無人ホテル「illi Jam Shinsaibashi」を9月12日にオープンしており、新たな滞在スタイルを提案している。

また福岡では、大規模バリューアップ賃貸シリーズとして展開している「Totsu Residence」シリーズを展開。

居住者が寛ぎを感じる上質な空間となっているほか、アプローチおよびエントランスホールには現代的なデザインを取り入れ、建物の周辺には間接照明を配置することで、夜間も安全で心地良い環境を演出。

このような大規模案件に注力していくと、今後の事業展開についても説明した。

 

東京でも複数のプロジェクトを展開

地方だけでなく、東京でも様々なプロジェクトが進んでいることを明かした桜木氏は、最初に新橋駅東口地区市街地再開発準備組合に加入し、同地区の再開発を担っていくと説明。

「2017年に発足した協議会から長い時間をかけて進められてきたプロジェクトで、単なる建て替えではなく、街全体を計画的に整備し、道路や広場といった公共空間を含めて再構築していくまちづくりの取り組みとなります。地域の皆様や関係各所と連携しながら、未来の新橋に相応しい都市空間の創出に貢献してまいりたいと思います。」

新橋エリアの地区開発を、同じく組合に加入した大手各社らと共に行っていくと語った。

また、2025年下半期には「TRUST VALUE」シリーズが、麻布十番・新宿御苑・赤坂・渋谷・八丁堀といった都心の一等地でプロジェクトを同時進行中とのこと。

東通グループのフラッグシップ不動産シリーズ「TOTSU PREMIUM」では、6月に発表した建築家・隈研吾氏が監修する第1弾物件の工事が順調に進んでいることの報告と共に、同シリーズ第2弾が始動することも発表。

大人の感性が息づくエリアとして、長年にわたって気品のある高級住宅街「恵比寿」にて建築予定となっており、第1弾に続いて著名な建築家との協業による開発を行っていくことも明かした。

 

東京タワーを東通カラーにライトアップ

東通グループの事業展開の発表後には、プレミアム展望ツアー「TOKYO DIAMOND TOUR」への協賛を記念した東京タワーのライトアップ点灯セレモニーも執り行われ、桜木氏・桜井氏に続き、東通グループ 共同代表のヒューゴ・チャン氏が登壇。

「この日をずっと楽しみにしていました。日本を象徴する存在である東京タワーとコラボレーションし、TOKYO DIAMOND TOURに参画できることを大変光栄に思います。これまで東通グループが成長を遂げてこれたのは、ひとえに皆様の温かいご支援のおかげです。この特別な瞬間を共に分かち合い、共に築いていく未来に向かって歩んでまいりましょう。」

と挨拶を行ったほか、残念ながらイベントへの出席が叶わなかった株式会社TOKYO TOWER代表取締役の前田伸氏からも「『TOKYO DIAMOND TOUR』導入1周年に当たり、今夜は東京タワーを特別な色に点灯いたします。最初に協賛してくださった東通グループ様へ感謝をお伝えするとともに、事業のご発展を祈念申し上げます。」とコメントが寄せられた。

その後、いよいよ東京タワーのライトアップの時間に。

中央に置かれたスイッチに3人が手をかざし、カウントダウンと共に押し込むと、会場の背後にある東京タワーが東通グループのブランドカラーに点灯し、東京の夜空と街並みを彩った。

東京タワーという日本を代表するランドマークから、東通グループの躍進を力強く発信し、全国への事業展開を加速させる決意の表明とも言えるライトアップとなった。