パーソルイノベーションが法人向けWeb3オンボーディングと情報コミュニティ「CHAIN X」提供開始
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社(以下、パーソルイノベーション)は、法人向けのWeb3オンボーディングと情報コミュニティ「CHAIN X」を開始することを発表。
「企業としてweb3に取り組みたいが、情報のスピードや非対称性が強く、信頼性も含めて踏み出しづらい」という課題に対して、Web3アドバイザーと提携してサービスを提供。Web3に取り組む企業の課題を解決し、Web3を活用した事業機会の創出をしていくことを目指すものとなっている。
法人向けweb3オンボーディングと情報コミュニティ「CHAIN X」スタート
パーソルイノベーションとは
パーソルグループは「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開。
パーソルイノベーション株式会社は、そのパーソルグループの次世代の柱となる事業創造を目的として、2019年4月に事業を開始した。
リスキリング支援サービス「学びのコーチ」や、新規事業創出プログラム「Drit(ドリット)」から創出された、e-Learningにコミック教材を活用した研修ツール「コミックラーニング」、副業マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」、シフト管理サービス「Sync Up(シンク アップ)」などを運営。
それと共に、新たな事業開発やオープンイノベーション、デジタルトランスフォーメーションを推進、パーソルグループのイノベーションを加速していく方針だ。
「CHAIN X」とは
Web3に取り組みたい法人に対して、この度パーソルイノベーションはオンボーディング及び情報コミュニティを提供を開始した。
オンボーディングサービスに関しては、提携するWeb3アドバイザーと共に、ユーザーのゴールや要望を整理。
その上で、必要なインプットや壁打ちを提供しつつ、Web3領域における事業開発やゴール達成に向けた支援を行っていくものとなっている。
情報コミュニティに関しては、Discordを活用したWeb3関連のコミュニティを提供。
Web3の事業開発に興味のある人だけではなく、Web3領域の専門家や将来関わりたいと思っている個人など、多様な方々が情報を交換することで、スピード感のある情報へのキャッチアップを目指していくと説明している。
提携Web3アドバイザー
Daichi Iwashita
早稲田大学在学中にインターネット広告を中心とした事業を行う株式会社Adfoxを創業、その後M&A。
現在はドバイにてThe Last Companyを創業しWeb3やメタバース関連事業を構想中。
加藤宗士
東京大学在学中の2020年の8月に株式会社 Napoleonを立ち上げ、2021年2月からVTuber事業を運営。
その後、事業売却を経て、ドバイに移住し、新しいWeb3プロジェクトの立ち上げ準備中。
サービス提供の背景
企業としてWeb3に取り組もうとする際、
●「Web3は技術やトレンド、日々の出来事の情報のスピードが早く、追いかけることが難しい」
●「個人ではなく、国内外の法人がどのようにWeb3に取り組むべきか…という情報は案外少ない」
●「Web3のベースとして匿名性が高いのは理解できるが、法人として取り組むとなると信用が難しく開始しづらい」
上記のような課題があるとパーソルイノベーションは認識。
「CHAIN X」は、このようなWeb3に取り組む企業の課題を解決すると話している。
今後の展望
パーソルイノベーションでは、「新手法、新領域で、未来をぬりかえる。」をミッションに、デジタル時代における働き方を模索。
Web3はまだまだ発展途中ではあるものの、働き方や組織のあり方、経済圏のあり方などを変革するポテンシャルがあると認識しているそうで、未来を見据えて今から取り組むべきものだと考えているようだ。
今回の「CHAIN X」を皮切りとし、Web3やAI等を活用したサービスやプロジェクトを継続的に検証、実装していくことで、未来のはたらき方を追求していくと説明した。
パーソルグループのパーソルイノベーションが新たに展開した「CHAIN X」は、Web3をこれまで課題と認識しつつも取り組むまでには至れなかった企業の強い味方となりそうなサービスとなっている。
興味がある方は、特設サイトなどで確認してみてはいかがだろうか。
CHAIN X特設サイト:https://chain-x.jp/