新型コロナ5類移行ギャップに対する調査をエムステージが実施!20代の75%が「コロナ禍の方が働きやすかった」
事業場向け産業保健支援サービスを提供する株式会社エムステージは、エムステージグループ創業20周年を記念した新聞広告第2弾を11月上旬の日本経済新聞に掲載することを告知。
また、それに伴って全国の20代から50代の会社員435名を対象に「“移行ギャップ”によるストレス」に関するアンケート調査を実施しました。
エムステージが新型コロナ5類への「“移行ギャップ”によるストレス」に関するアンケート調査
「すべては、持続可能な医療の未来をつくるために」をビジョンに、医療従事者のキャリア支援・医療機関向け採用支援と事業場向け産業保健サービスを提供するエムステージ。
エムステージはグループ創業20周年を記念した新聞広告第2弾として“「健康経営に、特効薬などありません。”と題した広告を、2023年11月上旬の日本経済新聞に掲載します。
働き方が多様化する現代において、多様化・複雑化が進む企業が対応すべき「健康経営」の課題に“多様な解”を提供していく思いを言葉にしたと説明。
また、同時に新型コロナウイルス感染症流行下での働き方に慣れてきた矢先の「働き方の変化」=“移行ギャップ”に関するアンケート調査を、全国の20代〜50代の会社員を対象に実施したことも発表。
エムステージはコロナ5類移行から半年が経った現在の、メンタルヘルスにおける課題の多様化・複雑化を調査しました。
移行ギャップで半数以上の働き方が変化
「コロナ禍(主に2020年〜2022年)」と「現在(5類移行後)」の働き方を比較した際に「どの程度の変化があったか」を聞いたところ、51.5%の会社員が「変化がある」と回答。
反対に、43.4%の会社員は働き方に「変化がない」という結果となりました。
それについて「具体的にどのような変化があったか」について尋ねたところ、最も大きく変化があった項目が「対面での会議」で、38.8%が現在の方が「増えた」、19.2%が「減った」と回答。
次に変化が大きい項目は「在宅勤務(リモートワーク)」と「コミュニケーション」となり、36.6%が現在の方が在宅勤務(リモートワーク)が「減った」と回答。39.7%が現在の方がコミュニケーションが「増えた」と答えました。
新型コロナが5類に移行したことをうけ、リモートワーク中心から通常通り出社する業務形態へ戻った企業は多いようです。
「コロナ禍の方が働きやすかった」と20代の75%が回答
コロナ禍と現在の働き方に関して「どちらの方が働きやすかったか?」という質問については、半数以上が「コロナ禍」の方が働きやすいと回答。
「現在」の方が働きやすいと回答した人は2割に満たない結果となりました。
また、年代別でみると「コロナ禍」の方が働きやすいと回答したのは、20代で75.0%、30代で58.9%、40代で53.5%、50代で24.4%となり、年齢が下がるにつれて「コロナ禍」の方が働きやすいと感じる結果に。
特に20代は脅威の75%という数字となっているだけでなく、30代・40代についても半数以上が回答していることからも、大多数の方が「コロナ禍の方が働きやすかったな…。」と考えていることが分かります。
また、コロナ禍の方が働きやすかったと回答した人に向け「現在によりストレスを感じている項目は何か?」について聞くと、
「通勤再開・出社増加に伴う、プライベートや家庭に割ける時間の減少」(58)
「通勤再開・出社増加に伴う、人との接触・感染機会の増加不安」(45)
「出社増加に伴う上司・部下やチーム間でのコミュニケーション機会の増加・気疲れ」(37)
という結果となりました。
やはり通勤・出社・人との対面に伴う働き方へストレスが集中しているようです。
約6割が働き方によるストレスで仕事のパフォーマンスに影響があると回答!
働き方によってストレスを感じる時「仕事のパフォーマンスや仕事の意欲にどの程度影響が及ぶか?」という質問に対して、21.4%が自身の仕事のパフォーマンスや仕事の意欲に「かなり影響が出る」、37.5%が「やや影響が出る」と回答。
結果として、約6割の方が「働き方によるストレスが仕事のパフォーマンスや仕事の意欲に影響が出る」と答える結果となりました。
年代別では、20代が約7割で最も多い結果となり、やはり若い世代ほど影響が大きいと感じる傾向が伺えます。
企業が提供する健康・メンタルサポート(産業保健サービス)の充実と、仕事のパフォーマンスに関しての質問では、12.2%が「強く影響する」、40.2%が「どちらかというと影響する」と回答。
半数以上が仕事のパフォーマンスに企業が提供する健康・メンタルサポートの充実が影響すると答える結果となりました。
「利用してみたいと思う産業保健サービス」に関しての設問では、社内に知られることなくメンタルや健康、ハラスメントと幅広い領域の相談に応じてくれる「外部相談窓口」(125)が最も多い結果に。
次いで「精神科医コンサルティング」(119)・「産業医面談」(100)・「リワーク支援」(82)・「治療と仕事の両立支援」(61)・「ストレスコーピング研修」(49)と続き、仕事上でのストレスを軽減するために相談・面談が出来る産業保健サービス等が人気となっていました。
新型コロナによる働き方の変化により、急激な変化に心が対応出来ずストレスを感じる方が多いことが分かった今回の調査。
エムステージ 代表取締役の杉田雄二氏は、
「リモート会議や在宅勤務など「人と接触しない」働き方。その働き方に慣れてきた矢先の5類移行。この変化は、メンタルヘルス不調をはじめとする健康問題に影響を及ぼす要因になり得るものです。企業の産業保健活動において、社会の動きや年代により、多様化・複雑化する課題への取り組みが必要となってきているのではないでしょうか。」
とコメントしています。
健康経営に配慮するために産業保健活動にも、様々なものに対応出来る多様化が求められているのかもしれません。
エムステージ:https://www.mstage-corp.jp/
20周年記念特設サイト:https://lp.ms-sanpo.jp/anniversary-20/
アンケート調査概要
・お仕事に関するアンケート
・調査対象:全国20~59歳の会社員 男女435名
(20代:114、30代:109、40代:106、50代:106)
・調査日:2023年9月7日〜2023年9月10日
・調査方法:インターネットリサーチ
・有効回答数:435