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「KKCompany」BlendVision AiMが体験出来るブースを“NexTech Week”に出展

アジア太平洋圏に事業拠点を持つ、AIマルチメディアテクノロジーグループである「KKCompany Technologies」の日本法人KKCompany Japan合同会社は、2024年5月22日~5月24日の期間で東京ビックサイトにて開催される、日本最大級のAI技術専門展示会「NexTech Week – AI人工知能EXPO 春」に出展した。

 

KKCompanyの「BlendVision AiM」がNexTech Weekに出展

2004年に創業して以来、最先端のIT/メディアテクノロジーやクラウドやAI技術を活用し、KKBOX音楽配信事業、動画・ライブ配信ソリューション「BlendVision」を展開するマルチメディア事業、クラウドDX推進事業といった、多様なビジネスをワールドワイドに展開している「KKCompany」。

特に動画のプロとして様々なサービスを展開してきたKKCompanyは、2024年4月4日より動画配信サービスで培った技術と、現在注目を集めるAI技術を融合したマルチメディア対応AIプラットフォーム「BlendVision AiM(ブレンドビジョン・エイム)」の販売を開始した。

アンバサダーにはタレント・予備校講師として活躍する林修先生が就任し、TVCM等にも起用している。

そしてこの度、KKCompanyは東京ビッグサイトで開催中の日本最大級のAI技術専門展示会「NexTech Week – AI人工知能EXPO 春」に出展した。

「BlendVision AiM」は、KKCompanyがこれまで長年にわたり動画配信事業者や一般企業向けに提供してきた動画配信サービスで培った動画技術、そしてAI活用技術を融合させたサービスで、従来のLLM(大規模言語モデル)のようにAIが得意としてきたテキスト情報だけではなく、動画情報を含めた“あらゆる情報資産の効率的な活用”を可能とするマルチメディア対応AIプラットフォームだ。

従来のテキスト情報に加え、企業における会議の録画、研修・トレーニング動画、企業・官公庁が提供している様々な情報や動画マニュアル、教育機関などが提供しているオンライン講習、メディア業界における動画資産の効率良い活用などをアシストしてくれる。

さらに「この話題について話していたところを教えて」といったようにAIに尋ねることで、該当部分をAIが表示してくれるだけでなく、動画も該当する部分をAIが探し、その話題を話している時間から試聴することが出来るようになっている。

「BlendVision AiM」を先行トライアルで使用したアルティウスリンク株式会社は、正式に契約を締結している。

日々の問い合わせや対応業務の効率化・製品知識の習得時間の短縮化を目的としており、BlendVision AiMを活用する事により数多くの動画資料や製品マニュアル等から必要な情報を素早く確認し、業務効率化を図っていきたいとコメントした。

 

「BlendVision AiM」の活用方法

今回、展示会でKKCompanyの福田恭司さんに、製品について色々と話を伺った。

「動画の文字起こし機能は、昨年まで(他の自社製品では)出来なかった本製品の目玉機能の1つです。多数のソリューションの中から厳選したものを使用しており、文字起こしの精度が高く実用に足り得るものを採用しています。」

とのこと。

実際に見せてくれた実機デモでは、かなりの精度で文字起こしを行っていた。

また、修正したい文言が出てしまった場合は、文字の編集もすることが出来る。文字起こしをベースにAIが動画の検索やピックアップ・要約等を行っている仕様のため、日本語の文字起こしでは難しい「固有名詞」などの部分を正しく編集することで、AIの検索精度も上がることになるようだ。

「例えば毎週会議をしていて、“あの話ってどこで出たんだっけ?”、“こうだって言ってたような…”といったことを、動画で一から確認し探していくのは本当に骨の折れる作業です。1回30分〜1時間の動画を何本も見直すのは当然厳しいですし、1本5分程度の動画でも20本あれば約100分、およそ2時間弱分にもなってきます。これを見返すって苦痛ですよね。一度動画を見たらもう見直していないという方が殆ど、というのが実際のところのようです。」

と、動画の情報量の多さからどうしても情報の検索が大変になってしまう点を指摘。

しかし、BlendVision AiMではAIを活用したことで、より効率的に情報の検索が出来るようになっているのが強みなのだとか。

「入力したキーワードに関連する動画をAIが探してくれるだけではなく、 “その会議の要約を作って”、“このワードってどういう意味か教えて”といった、一歩踏み込んだ使用方法も可能です。」

と説明している。

ブースには多くの方が訪れ、真剣な表情で説明を聞きながら説明を聞いていた。

また福田さんによると、現在KKCompanyでは「BlendVision AiM」の新機能を開発中とのこと。

まだ実装は先となるそうだが、動画を複数のデータを組み合わせて分析することで、人間のように認識・理解させ、探してる動画をさらに自在に検出させるべく実験を続けているそう。

さらにワンクリックで動画をタグ付けしたり、AIによって動画の切り替わり部分を分析、チャプター分けまで可能となるよう開発中とのことだ。

これらの動画は紐づけたSNSへワンクリックでシェア出来る仕様を検討中とのことなので、さらに動画活用が捗ることだろう。

「現在は企業様向けにサービスを展開しておりますが、弊社の拠点である台湾では、SNSでのライブコマースが非常に盛んです。日本ではまだそこまでトレンドになっておりませんが、もしかしたらインフルエンサーの方や動画編集者の方などにも広くご活用頂く、ということも考えられるかもしれませんね。」

と、今後のサービス展開についても展望を語った。

企業の動画等の情報資産の有効活用に役立つ「BlendVision AiM」。

ぜひ興味がある方はKKCompanyの公式サイトなどで確認して欲しい。

URL:https://blendvision.com/ja-jp/aim/