JONの登記情報取得・管理WEBサービス「シカクマップ」静岡銀行全店へ導入
物件などの登記情報の取得や地番の確認、土地の面積の概算といった情報は取得にどうしても時間がかかる。金融機関の土地を担保としたローンや建設業はもちろん、士業などでもこういった情報の取得をすることがあり、手間がかかってしまう。
株式会社JONは、株式会社静岡銀行が融資業務のBPR推進を目的として、2023年10月1日より地図上から登記情報等の取得・共有・管理が可能なWEBサービス「シカクマップ」を全店に導入したことを発表した。
金融機関初!JONの「シカクマップ」静岡銀行全店に導入
JONが提供するシカクマップは、物件調査に必要な情報を一元化したWEBサービス。
地図上から各種登記情報の取得・共有・管理が可能となっており、住所または地番・直接地図からの物件検索はもちろん、Googleマップ上でポイントするだけで、地番や家屋番号が分からなくても、簡単スピーディーに物件調査が行える業務効率化を支援するツールだ。
シカクマップは不動産業・電力会社・携帯会社・士業など、様々な業界で利用されている。
導入の背景
株式会社静岡銀行では、BPR推進の目的で2021年2月に全ローンセンターに「シカクマップ」を導入しており、担保物件調査などに活用することで融資業務の効率化され「作業時間の削減に繋がった」といった評価の声が寄せられていた。
その後、
●現場からも使いやすく分かりやすいと評判が良い点
●これまでの活用実績から効果検証を重ねた結果、登記情報を一括管理出来るようになることで、課題となっていた登記情報の重複取得にかかる費用と時間を大幅に削減できた点
●当初から評価されていた物件調査の作業時間短縮になる点
といった理由から、この度静岡銀行全店で「シカクマップ」を採用し、2023年10月1日より運用を開始している。
全店導入後、年間5,400時間以上(2022年度の物件調査業務数より試算)の作業時間コスト削減を見込んでいるとのこと。
削減した時間を活用して利用者に付加価値の高いコンサルティングを提供することで、高度で質の高い金融サービスの提供、顧客満足度の向上に繋げていくそうだ。
静岡銀行はJONの別途サービス「登記アラート&データクレンジングサービス」も利用しているそうで、JONは今後も多角的に静岡銀行のDX化の推進に貢献していくと説明した。
シカクマップ詳細
●主な特長・住所または地番、直接地図からでも物件を検索
・Googleマップ上で操作が行える
・感覚的に操作できて使いやすい
・(一財)民事法務協会「登記情報提供サービス」のIDを連携で各種登記情報の取得がワンストップで可能
・地図をポイントするだけで土地に対する家屋番号が分かる
・取得した登記情報は蓄積されていつでも閲覧可能
・登記情報のグループ内共有や二重取得の防止も可能
・現地での物件調査から窓口での接客対応など様々なシーンで利用可能
●機能詳細:
【閲覧】地番地図、路線価図、用途地域、建ぺい率・容積率表示、ハザードマップ、ストリートビュー
【登記情報の取得・共有・管理】全部事項、所有者事項、公図、地積測量図、建物図面、地役権図面
【その他】距離・面積測定機能、登記情報のグループ内共有や二重取得の防止機能
・整備状況:日本全国…全国344,725km2(2023年4月現在)
※整備状況カバレッジは、市街地域から山林地域まで網羅
※地番地図と路線価図は毎年更新
※地番調査はエリア制限なく日本全国可能で、土地の形状確認や地番から位置検索可能
・月額料金:10,000円~
※ID数により段階的な割引あり
※料金シミュレーションURL:https://shikakumap.jp/simulation
・契約期間:1ヶ月毎の自動更新
JONが提供する、地図上から各種登記情報の取得・共有・管理が可能なWEBサービス「シカクマップ」を導入した静岡銀行。現場からも好評だったサービスだったことが大きな要因となったようだ。
様々な業界で活用が見込める本サービス。詳細について知りたい方は、シカクマップの公式サイトから確認してみて欲しい。
シカクマップ:https://www.jon.co.jp/service/web_contents/shikakumap/