
日立ソリューションズがHornetsecurityと販売代理店契約を締結
株式会社日立ソリューションズは、120ヵ国以上で12万5,000社を超える企業にセキュリティサービスを提供するHornetsecurity GmbHの日本法人であるHornetsecurity株式会社と、販売代理店契約を締結したことを発表した。
日立ソリューションズがHornetsecurityと販売代理店契約を締結し「DMARC Manager」の提供を開始
日立ソリューションズは、顧客との協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いた様々なソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現。
欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応し、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していくことを目指している。
この度日立ソリューションズは、Hornetsecurityと販売代理店契約を締結し、なりすましメール対策に用いる送信ドメイン認証技術DMARCの導入を支援する「DMARC Manager」を、7月18日より提供開始する。
販売代理店契約を行った背景
ビジネスメール詐欺やフィッシング攻撃などのメールセキュリティへの対策として、Microsoft社やGoogle社、Yahoo社が、相次いで送信側でのDMARCへの準拠を求めている。
人での判別が難しくなってきているなりすましメールの対策として、送信ドメイン認証技術は有効とされているものの、DMARCの導入にはSPFやDKIMとの連携が必要となり、技術難度が高く、管理も煩雑。
総務省の最新調査では、JPドメインでのDMARC導入状況は約10.2%とされている。
本サービスは、大手メールサービスプロバイダーが導入を求めるDMARCの難解な設定を簡易化できるGUIを提供するもの。
これまで送信者側で把握できなかった、自社のドメインを詐称したなりすましメールの発生状況や、DMARC設定済のメールの受信状況を可視化。
多数のメールシステム構築実績を通して蓄積したノウハウでスムーズな導入を支援する。
企業は、DMARCの適切な設定とブランドの保護を行いながら、メール到達率の向上が可能。
日立ソリューションズはこれからも、ビジネスでは欠かせないメールの安全性、信頼性向上を支援し、企業や社会のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)実現に貢献していくと説明した。
「DMARC Manager」特長
1.SPFやDKIMなど既存のメール認証技術との連携など、技術難度が高いDMARCの導入や管理を容易とするインターフェースを提供し、企業における適切なDMARC導入を実現
2.自社の送信ドメインを利用しているメールについて、DMARC認証結果や送信元の分析情報、メール到達率を確認でき、なりすましメールの発生状況の把握が可能
3.正当なメールについて、受信側でのDMARCの認証結果や到達率を把握でき、適切な設定を支援。また、BIMIにも対応することで受信メールへの企業ロゴ等の表示により、マーケティングメール等の開封率向上に貢献
株式会社日立ソリューションズ:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
DMARC Manager:https://www.hitachi-solutions.co.jp/dmarc_manager/