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ホテルのカードキーで“街を回遊”する独自決済サービス「HEYAZUKE」7月より提供を開始

株式会社アマネクは、同社が運営する「アマネク新宿歌舞伎町」にて、独自開発の決済サービス「HEYAZUKE(ヘヤズケ)」の運用を2025年7月から開始した。

 

ホテルのカードキーで後払いができる独自決済サービス「HEYAZUKE」

アマネクは、2016年6月に“日本の粋を活かした素材と独自の客室コンセプト”として初めての自社ブランドホテル「アマネク銀座イースト」を開業。

以来、訪日外国人旅行者・国内旅行者・ビジネスパーソンなど幅広い層の顧客に高い支持を得て、現在は全国で「アマネク」ブランドホテル9棟を運営。

2025年度は3棟の開業も予定しており、今後も日本の新しい「寛ぎ」のかたちを日本へ、そして世界へ発信できるよう、ホテルの企画及び運営を行っている。

アマネクが2025年7月からアマネク新宿歌舞伎町にて提供を開始した「HEYAZUKE」は、周辺の加盟飲食店やエンターテインメント施設、館内の付帯設備など利用料金の支払いを、部屋のカードキーを使ってキャッシュレス決済できるサービス。

チェックアウト時に宿泊費とあわせて一括精算できる“ツケ払い”型の仕組みを取り入れており、インバウンドゲストの割合が9割以上のアマネク新宿歌舞伎町において、周辺施設と連携して訪日外国人のスムーズな観光促進を図っている。

 

開発・導入の背景

本サービスはホテルが街の観光資源を回遊する拠点となる「地域活性化ホテル」というアマネクのコンセプトを背景に、2021年12月から「アマネク別府 ゆらり」で運用を開始した「HEYAZUKE」は、ホテルと周辺の店舗が連携することで、地域全体で観光客をおもてなしするサービスを目指している。

このように、当サービスは宿泊される顧客の利便性向上と、街の観光促進という2つの狙いで運営を行っており、アマネク新宿歌舞伎町で2店舗目の導入。

2024年の年間訪日外客数は過去最多の3,686万人を記録し、特にショッピング・飲食・エンタメ施設が集まる都市観光拠点の新宿は東京への旅行者の多くが訪れる中心地であり、飲食・体験への関心が高いエリアだ。

アマネク新宿歌舞伎町においてもインバウンドゲストの割合が9割以上と非常に高いため、ホテルに宿泊するだけでなく、気軽に日本文化を体験してもらう仕組みを提供したいと考えていた。

こうした背景を踏まえ、訪日外国人が滞在中にキャッシュやクレジットカードの手間を感じず、気軽に日本文化を楽しめるよう、日本文化に通じる加盟店と連携した「HEYAZUKE」の導入に至ったと説明している。

 

サービスの特徴

利用の際は部屋のカードキーを持参し、加盟店舗や館内の自動販売機・コインランドリーを含む一部設備に設置された専用端末にかざすだけで、商品やサービスの支払いが可能。

利用料金はチェックアウト時に宿泊費と一括で精算できるため、現金・クレジットカード不要のスマートな滞在体験を提供する。

日本食や伝統文化体験サービス、エンターテインメント施設など、日本文化を体感できる約10の加盟店(8月時点)について、カードキーケースに印刷されたMAPで紹介。

この中から好みの施設を選んで訪問できる、周辺の観光促進としての機能を有している。

【加盟店】
・「しゃぶ叙」(しゃぶしゃぶ)
・「Music Fashion Bar RUN」(バー)
・「KUJIRA」(エンターテインメントバー)
・「和装レンタル衣装 きぬも」(着物レンタル)
・「KABUKI寿司」(寿司)
・「歌舞伎町劇場」(大衆演劇)
・「食のHANAMICHI 内藤新宿」(和食)
・「BEEMARS」(バー)

「ホテル アマネク新宿歌舞伎町」:https://amanekhotels.jp/kabuki/