SF映画を現実に!「空飛ぶクルマ」市場拡大で2040年実装を見据えた産学連携の事業構想研究会を実施
未来の暮らしで最も実現して欲しい技術に、SF映画でよく出てくる「空を飛ぶ自動車」が挙げられる。
SF映画好きな人の多くが実現して欲しいと回答しており、バック・トゥー・ザ・フューチャー等の映画を見ながら「乗ってみたい」と夢想した方は多いだろう。
その空飛ぶ自動車が実現する社会に向け、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学はエアモビリティ株式会社と共催し、2025年の大阪・関西万博を契機に急速な市場拡大が見込まれる「空飛ぶクルマ」領域の2040年を見据えた事業構想研究会を開講する。
「空飛ぶクルマ関連事業プロジェクト」の研究会を実施
2025年大阪・関西万博は「空飛ぶクルマ」事業にとって、新技術やサービスのショーケースであると同時に、その先のIRでの需要や海上空港からのアクセスなど、将来の関連ビジネスに社会が注目する契機になると期待されている。
「空飛ぶクルマ関連事業プロジェクト研究」では、大阪・関西万博開催後に普及と市場拡大が見込まれる「空飛ぶクルマ社会」の2040年を構想し、社会実装を推進するためのビジネスモデルを研究します。多様な業界から企業が参画し、この領域で組織を牽引するスペシャリストを育成。
研究会参画企業は、自社の社員をこのプロジェクトの研究員として派遣するもので、参画企業は以下の10社。
センコー、阪急阪神ホールディングス、竹中工務店、日本特殊陶業、大日本印刷、サッポロホールディングス、パスコ、ピンスポット、パナソニック、パナソニックオペレーショナルエクセレンス(順不同)
「空飛ぶクルマ関連事業プロジェクト研究」は産学連携で「空飛ぶクルマ社会」の実装を目指す。
研究会の概要
この研究では、空飛ぶクルマを使った各種事業・インフラへの活用方法といったビジネスモデルを研究する。
例えば「空飛ぶクルマを活用した地方創生プロジェクト研究」という研究事例では、政府が推進するデジタル田園都市国家構想の「地方の魅力をそのままに、都市に負けない利便性と可能性を」を実現するべく、多様なプレイヤーが知恵を出し合いながら新しい社会基盤を築くことが出来る可能性がある。
そのため、交通・観光・生活・物流など様々な分野の地域課題の解決を図り、地方における新ビジネスの創出について研究していく方向性が考えられるだろう。
他にも離発着所や天候等による制限が少ないことから、災害が起きた際に被災地へ物資や医師の輸送をはじめ、患者の搬送といった活用も可能になりそうだ。
こういった活用事例・サービス提供の可能性を、参画した研究員たちと共に探っていく。
「空飛ぶクルマ関連事業プロジェクト研究」概要
●空飛ぶクルマ関連事業の策定と実現に向けた事業構想を構築する1年間の研究会
事業構想大学院大学の修士課程カリキュラムのエッセンスを活かし、2040年の「空飛ぶクルマ社会」を構想し、社会実装を推進するためのビジネスモデル策定、それを達成するための事業構想を構築する1年間の研究会。
●1人の担当教授と10〜15名の研究員で構成
研究会は、原則10〜15名の研究員で構成し、担当教授が1年間を通じてコーディネートとファシリテーションを行いながら、研究員の知見を高めながら推進。
●1年で24回のプロジェクト研究を開催(月2回・1回4時間)
定例のプロジェクト研究は、月2回、1回4時間、1年間で24回開催。多彩なゲスト講師を招き、研究員の視野を広め視点を磨きながら、研究員各自の知の探索を通じた事業構想を構築。
プロジェクト期間:2023年5月〜2024年3月 全24回
研究員人数:10名
会場:事業構想大学院大学 大阪校(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪10階)、オンライン
運営:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所
共催:エアモビリティ株式会社
空飛ぶクルマが実現した時、どんなビジネスモデルがあるのか。どんな活用方法があるのか。
そんな研究を行う事業構想研究会は、産学連携で1年間かけ様々な知見を得ながら事業構想を行なっていく。
どんな活用方法が生み出され、活用されていくのか。事業構想大学院大学とエアモビリティが共催する本研究会の今後に期待したい。