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「TENHO」長崎県大村市の職員に対する生成AIの利活用支援を開始
生成AIに関する研修・内製化支援を行う株式会社TENHOは、長崎県大村市に対して職員の生成AI基礎知識や活用方法の習得と利活用促進を目的とした支援を開始することを発表した。
「生成AIで自治体DXを加速」TENHOが長崎県大村市の職員に生成AI利活用の促進支援をスタート
TENHOは「GENEサイクル」という独自フレームワークを用いて、一過性ではなく継続的な成長と成果の拡大、次世代への技術継承までを見据えた「生成AI導入支援・研修事業」や「生成AIアプリケーション開発事業」「生成AIメディア:AI OTAKU」を展開している企業。
あらゆる業界が直面する課題を解決するため、カスタマイズされたAIソリューションを提供し、顧客のビジネス成長および地域社会の発展を加速させていくことを目的としている。
今回TENHOが取り組む本支援は、自治体職員が生成AIを業務に取り入れ、効率化や業務改善を図ることを目指したもの。
今回の取り組みについて、大村市の担当職員からは、
「今回の研修を通じて、生成AIという新たな技術を理解し、庁内全体で生成AI活用が進むきっかけになることを期待しています。」
というコメントが寄せられている。
三重県伊勢市や茨城県つくば市などの他自治体で培った生成AI導入・利活用促進のノウハウを活用し、長崎県大村市の取り組みを全面的にサポートしていく。
職員が生成AIを活用した新たな業務スタイルに移行しやすいよう、AIリテラシーの向上を目的とした研修提供や、業務への適用を見据えた実践的なワークショップ等も実施。
さらに、職員が持続可能な形で生成AIを日常業務に活かせるよう、包括的な生成AI活用支援も実施し、大村市のデジタル化推進に貢献していく。
支援内容について
●生成AI活用研修・基本編
支援内容は、生成AIを使い始め又は使用経験がない職員を対象とした「基本編」と、生成AIを使用した経験がある職員を対象とした「応用編」の2つに分けて実施。
基本編は生成AIの基礎知識を学ぶ動画研修を行う。
生成AIの概要やプロンプト設計の基礎、他自治体での業務活用事例の紹介などが含まれるもので、職員が受講しやすいように合計30分程度の内容で、それぞれ約10分の動画×3本に分割して提供する。
●生成AI活用研修・応用編
一方応用編では、生成AIの実践的な活用方法を学ぶ対面形式の研修を行う。
グループワークで各々の課題業務を棚卸をし、実際に生成AIを活用しながら職員自らプロンプトを作成して業務に適用するスキルを習得。
1回2時間の内容で構成され、午前と午後それぞれ30人程度が参加する予定となっている。
また、研修内容やアンケート結果を基に、大村市の生成AIガイドラインの作成も支援予定だ。
●基本編
対象者:事務職、技術職、保健師の職員(役職問わず)約700名
・生成AIの基礎知識の習得(基本概念・活用事例・使用上のリスク等)
●応用編
対象者:事務職、技術職、保健師の職員(役職問わず)約60名
・プロンプトを自ら作成し、自らの業務に活用できるようになること
・ユースケースの共創
TENHO:https://tenho7.jp